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映画エターナル・サンシャインの思い出

2023年08月04日
日記 0

海の二人と水晶
ある日のこと。


喉がかわいたので、インスタントコーヒーを飲もうと部屋から台所へ向かうと。居間で家族がテレビで放送されているエターナル・サンシャインをみている。



映画エターナル・サンシャインを見てた時の行動と感想



家族がテレビでやっているエターナル・サンシャインを横目でチラ見。




コーヒーのんびり作りながら。



心の声(お、この映画、ジャンルは恋愛)




珍しい。


家族がみてるのはだいたいBSならドキュメンタリー。いつもなら


戦争ものを渋い顔をして父が見ているのに、


今日は恋愛映画にどっぷり。





スターウォーズのようにライトセーバーをキシィィィィイとぶつけ合うようなバトルものでは、無さそうと感じて、出来上がった微糖コーヒーをもって、さっさと二階へ。




いこうとしたけど、いや待てよと。



映画の雰囲気に後ろ髪をひかれる感覚。



なぜだろう。耳が反応している。













映画で流れてるBGMがとても気持ちがいい、良作映画の予感がしたのです。



気になる。耳にひっかかるBGM。



いい映画にはいい音楽。



じゃあ、俳優をチェックしてみよう。




ジムキャリーとケイト・ウィンスレット。



ちょっと意外な組み合わせにおどろく。


トゥルーマン・ショーは何度も見た良作映画。

(虚実を織り交ぜたコンテンツの走りかもしれませんね。)


おちゃらけのうまいジムキャリーが、
エターナル・サンシャインでは、非常にシリアスな表情。

ケイト・ウインスレットは、タイタニックの時とは全く雰囲気がちがう。


よさげな二人はなぜか、疲れて消耗していました。


これは何かがあるかもしれない。観なきゃ。



名作の予感。

たまに当たる野生の勘をたよりに、2階への移動はとりやめ。
コーヒーを居間のテーブルにコトン。



タバコを一服。


エターナル・サンシャインをしずかに視聴。


たまにコーヒーをごくごく。





悪くないというか良い。



アメリカ映画の個人的なアノマリーがあります。(アノマリー:法則性)


アメリカ映画は、エンタメ傾向より文学チックなほうが好み、
良作多しってアノマリーです。好みの問題ですが。


文学的な陰りが突き抜けたアメリカのエンタメ性を抑えて、
作品に引き込まれやすい。みやすくなります。


その分、シリアスさで視聴者はふるいにかけられる。



エターナル・サンシャインは、恋愛+SFな作品。


エンタメに振れていたら、おバカ映画になっていたかもしれません。
それではエターナル・サンシャインの独特な雰囲気はくずれ、持ち味が失われてしまうでしょう。


エターナル・サンシャインの独特な空気感は、
おバカ映画になると多分両立できない。


記憶に関するアイデア、設定。



座りながらずっとエターナル・サンシャインを観ていました。引き込まれ。どう続くのかと。


つらいからと、いやな記憶を消す者。
消そうと思うも抗う者。

記憶をたどる旅。


現実と記憶は交差が


バラけた恋のピースをつなぐ。


さいごのピースは見つかり、


恋のパズルは完成し、きっちり愛に収まるのか。


隠れた名作です。
隠れてはいないかな。


丁寧に誠実に制作された恋愛映画に
こころをわしずかみにされました。



恋愛映画にひとひねりほしい。でも派手さはちょっと苦手、そんな人におすすめです。


アメリカ映画のちょい陰りのある作品のほうが好み、と改めて感じることができた作品です。


エンディングはありきたりなハッピーでもなく、

アンハッピーでもなく、

諦めでもなく。


前向きと後ろ向き入り混じった開き直りのようなエンド。
それが逆にリアルになってて心に響く。いい余韻がつづく。


観終わったあと、

ベックのEverybody's Gotta Learn Sometimeの余韻にひたる。素晴らしい映画は選曲のチョイスも的確です。


Everybody's Gotta Learn Sometimeは、ジェームズ・ウォーレンのカバー、シンプルな曲構成とぐっとくる歌詞が魅力。



死ぬまでに観たい映画1001本 第四版 スティーブン・ジェイ・シュナイダー


「あの時ああしておけば、っていうのはあるよね」

心地の良い疲れとともにタバコをくわえて部屋へ。
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