「第五の戦場」サイバー戦の脅威という本をよみました
目には見えないサイバー空間の脅威
2013年の記事です。古いよ。
見えない敵がいるかもしれないし、
見えない戦場があるかもしれない・・・という話でした。

第五の戦場サイバー戦の脅威を読んで感じました。
おいおまえ!そんなんはええからはよービックリマンの開封や!開封はどうしたんや!という声が聞こえそうで聞こえてはきませんが、ビックリマンは買います。買いますが、先日買った「第5の戦場」 サイバー戦の脅威(祥伝社新書266)。
この本が興味深く感想を書いておきます。

世間一般、公の場で見えない敵が見えた!と、見えない敵がやってきている!などとどや顔で、そして更に大声で叫べば、身内が一瞬(´・ω・`)としたような悲しい顔をして、その人は車で然るべき治療施設に連れて行かれる可能性大かもしれません。
しかし、インターネッツの中で、もう既にサイバー戦が繰り広げられていると考慮すれば、見えない敵がいて、それが見えたとしても、おかしくないのではないでしょうか。

2011年夏頃でしょうか、三菱重工業がサイバー攻撃を受けましたし、総務省や衆議院国会議員を狙ったようなおかしな攻撃もありました。サイバー攻撃を受けたのかもしれません。
このようなサイバー攻撃もあれば、スマートフォンを乗っ取って、カメラ機能や音声機能を使い、外部の攻撃者に情報を送信するといったスパイ的な攻撃もあります。
もっと小さく地味な心理戦のようなサイバー攻撃も実はあったりします。例えば検索エンジンです。検索エンジンを利用するほとんどの人は検索結果の1ページしか閲覧しません。
あっても2ページくらいでしょう。この1、2ページから情報を拾う事がほとんどです。僕もそうです。この検索結果の上位表示されているサイトの幾つかに、何らかの偏った情報が意図的に組み込まれていたとしたら、どうなるでしょうか。
意識、無意識に関わらず、ネットユーザーはそのサイト内の情報を、反復的に閲覧する事になるわけです。全くそれらのサイトの影響を受けないわけにはいかないはずです。
つまり人の考え方を少しずつ誘導するといった心理面によるサイバー戦です。これは新聞、テレビ、映画やマンガにも言える事でネットだけとは限りません。
しかし、このネット上も見えない戦場、見えない敵がどんどんと増えているようです。緩やかに確実に人の思考を変化させるといった洗脳的なサイバー攻撃。見えないけれど~いるのは確かかもしれません。
著者は元自衛隊の方です。軍事的な目線でわかりやすくサイバー戦、サイバー戦争について書かれてる読みやすい一冊です。昔、イランの核関連施設がスタックスネットというウイルスに感染したニュースがあった事を皆さんは覚えていないでしょうか。
そのスタックスネットについても触れられてます。スタックスネットって必ず成功させる為に、ゼロデイ攻撃を5つもぶっこまれていたようです。失敗の許されない作戦だったようです。失敗によって、相手側に更に警戒されてしまうからです。ですから確実にミッションを成功させる為に5つのゼロデイ攻撃をウイルスの中にぶっこんだようです。
その結果、ウイルスにやられたと相手方にバレる、または痕跡を残してしまって、世界が驚いたと。攻撃者は本当のところウイルスでアタックした事自体も隠したかったけれど、スタックスネットを確実に機能させたいがために、サイバー攻撃のメリットである非対称性を犠牲にしたといった感じでしょうか。非対称性とは相手がわからないという感じの意味です。
つまり何が言いたいかというと、サイバー戦があらゆる水面下でかなり始まりまくっとると、整っていて便利なインフラを作るのはいいけれど、それを上手にマネージする、またはセキュリティ・マネジメントする力も重要になってきとるよと言いたいわけです。
だからどうしろと言うんだ!と言われたらバッチいこーぜ!セキュリティしまっていこーぜ!くらいしか言えません。僕には。それでは。
2020年追記:ここまでは2013年までの記事。
2020年は一味違う。セキュリティソフトeset体験版リンク。
使い勝手がよく動作も軽く、かなりフレンドリーなソフトになってます。
インストールして合わなかったらアンインストールもできます。一つの参考としてどうぞ。
eset体験版へのリンクです
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